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財光寺中学校でのキャリア教育(1)

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 5月末に財光寺中学校でキャリア教育の研修をしました。 対象は、中学校2年生です。 彼ら彼女らは、これまでに職業調べをして、気になる業種については少し学びを深めています。 ネットや紙資料で表面的な理解が少し進んだ状態です。 今回私が呼ばれたのは、これから行う社会体験研修(実際に職場に行っての研修)を充実させるためのものです。 この講話で、始めに行ったのは、私と生徒たちの人間関係作りです。 一緒に学びあう人の人間関係をスムーズにしておかなくては、学びの効率は落ちます。 大人だって初めての人から話を聞くときに、緊張します。 ましてや質問に答えるのは至難の業。 仲間の前で、しかも初めて講師の前で恥をかきたくありませんからね。 ですから、私は、話を始めるときは、相手が大人であれ、保護者であれ、小中高生であれ、 親和性を高めるワークショップを行います。  この人の話を聞いてみようかとか、友達の前で間違っても平気だというような雰囲気作りはとても大切です。  その日の講義を左右するとも言えます。 (心理的安全性を高めることの大切さはエイミーエドモントンが実証しています) 今回は、リズム打ちで、始めました。 トントコトントン、トトトトトン みたいな感じです。 音で合わせたり、ジェスチャーで合わせるのは効果的です。 少し心が開いたところで、話を始めました。 今回はここまでにします。 次回をお楽しみに。

人手不足とキャリア教育?

 今日も、ニュースは人手不足を報じています。 「2025年問題」はすぐそこに迫っていると繰り返しています。 医療も福祉も運送業もIT関連も、農林水産業もすべての分野でです。 陣取り合戦ではなく人取り合戦がこれから激しくなるでしょう。 ですから、子供たちも将来何らかの職に就くことは難しいことではなはずです。 しかし、問題は、「人手」なのか「人材」なのか 「人手」というと、専門的な知識やスキルはそれほど要求されず、短い研修期間で独り立ちできる人間 一方、「人材」となれば、即戦力に近く、専門性が高い人間 のように考えられます。 全ての分野で人手不足の今、「人手」も「人材」も重要です。 どちらかの働き方を選ぶのかは個人の自由であるし、年齢によっても変わるはずです。 ですが、子ども達には「人材」になるための道筋を考えさせたいのです。 そのためには、なんのために働くのか、働く喜びを真剣に考えて社会に送りたいものです。 「人罪」「人材」「人財」 社会や会社に迷惑をかけるのではなく、なくてはならない「人財」が日向から育つことを願っています。